%T 青裳襍記(セイショウ ザッキ) / 狩谷棭斎[編]. [写本] %O 請求記号:鴎A00:5587 %O 注記:全頁 %O 大正5年(1916)、鴎外は陸軍を引退した。本書はその際、賀古鶴所をはじめとする全国の軍医が数百部の漢籍を購入寄贈した中の一冊である事、また、もとは森枳園の所蔵であった事が蔵書印からわかる。近世後期の国学・文献学者、狩谷棭斎の「自筆本」と表紙に記載がある。内容は文字通り「雑記」であり、「那須国造碑考」、「唐書芸文志鈔」、「隠岐国造家系」、「義山雑纂」、「隋書経籍志鈔録」、「小窓間語」など、和漢の考証に長じた棭斎らしい書目からの抜書が並んでいる。狩谷棭斎と森枳園は共に『渋江抽斎』に言及される人物で、本コレクションにて既に画像化された「校勘家事蹟」2冊にも、棭斎の弟子として抽斎と枳園の名が挙げられている。(多) %O 関連作品: 『渋江抽斎』(全集16巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card2058.html %O 参考文献: 森潤三『考證学論攷−江戸の古書と蔵書家の調査』(『日本書誌学大系』9,青裳堂書店,1979年)