%T 地震けん %D 1855 %O 内容分類: 災害 %O 資料分類: 鯰絵 %O 印刷分類: 木版(多色) %O 資料番号: I-02-094 %O サブコレクション: 石本コレクションI %O 備考: 同資料:II-01-019 %O 解説: 弘化四年(一八四七)正月、江戸で大流行した「とてつるけん」の唄をもじり、人々の避難の様子、地震後の大工の手間賃の高騰について記している。弘化四年から安政二年(一八五五)十月まで、約八年が経過しているが、安政地震時の絵で「とてつるけん」をもじった絵は他にも確認でき、根強い「とてつるけん」人気を伝えている。ここには怖いものとして例えられる「地震、雷、火事、親父」が描かれている。地震を起こす大鯰と、雷、火事は狐拳を打ち、親父がそれを眺めている。傍らに徳利と猪口が描かれているが、狐拳はお座敷遊びで、勝負に負けると酒を飲まなければならなかった。【湯浅淑子】