%T 宗旨雜記(シュウシ ザッキ) / 日乾[著]. %O 請求記号:鴎A00:6455 %O 注記:裏打ち部分の全頁 %O 本資料には、明治32年(1899)から35年(1902)までの小倉赴任期間中、鴎外が母峰子へ宛てた書簡の断片178点が裏打される。1丁に1、2片ずつ貼られるが、裁断され順序も錯綜しているので、そのままでは判読できない。これらの書簡片は柳生四郎によって発見・紹介され、『全集』36巻では、143点(約100通分)が翻刻されたが、残り35点は掲出されていない。復元困難のためと思われるが、未掲出書簡片の中には、息子於莵の勉強方法について示唆を与えたもの(上巻34丁、同44丁)や、新妻茂子を伴い小倉へ戻る様を述べたもの(下巻43丁)が確認でき、鴎外の伝記資料として貴重である。(合・出) %O 参考文献: 川田国芳「森鴎外小倉在任中の母宛書簡の研究-錯簡を主として-」(『鴎外』21・24号,1977年7月・1979年1月) %O 参考文献: 合山林太郎・出口智之「未翻刻森鴎外書翰紹介-東京大学総合図書館鴎外文庫蔵『宗旨雑記』より」(『鴎外』85号,2009年7月) %O 翻刻: 柳生四郎「小倉時代の森鴎外未発表書簡」(『文学』32巻10号,1964年8月) %O 翻刻: 『鴎外全集』第36巻,岩波書店,1975年 %O 翻刻: 合山林太郎・出口智之「未翻刻森鴎外書翰紹介-東京大学総合図書館鴎外文庫蔵『宗旨雑記』より」(『鴎外』85号,2009年7月)