%T 東京日々新聞 四百二十八号 %O Level: アイテム %O identifier: O-COL-SN-134 %O Type: 錦絵 %O Subject: 新聞錦絵 %O number of pages: 1 %O 来歴-所有者(L6-001): 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター %O 来歴-現物資料の来歴(L6-002): 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。 %O 言語(L6-077): ja %O 内容記述(L6-068): 越後にも有情の女あり(読み下し文_括弧なし:越後の女子ハ其情雪と共に淡く帷子地と共に薄けれバ/古来より多く娼妓を此国に需むと然るに世移り物/換り今ハ該国狭郭の芸娼妓も真情を以て客に遇/する考なしとせず茲に新潟港長浜某の雇ひ芸妓たいと/云ふ者千金を擲つ豪客を厭ひ丁稚あがり一青年に/恋着し盆踊りの夜に紛れ住居馴れたる新潟を跡/白浪と遁走し弥彦を跡に寺泊り結赤縄の出雲崎よしや尼瀬/となれバとて離れハせじと取かわす此手拍や/拍崎早往々て名にしおふ不孝の罪の/親しらず越て加賀路もいつか過幾/夜を旅に伏見より浪花にしばし/吟行うち座して食へバ山ならで/固より寒き懐尽とや詮方も泣/ばかり死して未来で逢見んと互ひの運の/天満橋既に入水を決せしと道行く/人に介抱られたいハ再度苦海の/勤め男ハやがて人力車稼ど追は/るる困難長濱氏に聞へしかバ/車夫との縁を曳はなし古郷へ/帰り錦の帯しめて又もや河竹の/浮し勉めをなせりとぞ/山々亭有人記 ) %O 作成(L6-027): 絵師:一恵斎芳幾,彫師:渡辺彫栄 %O 出版者(L6-074): 人形町具足屋 %O 成立年代-元号(L6-021): 明治 %O 成立年代-年(L6-022): 7 %O 成立年代-月(L6-023): 10 %O デジタルデータ関連-デジタル化の有無(L6-046): デジタル化済 %O 元記事原文(CUSTOM_00023): ○新瀉県痴人の件從來越後の女子ハ淡情なれハ娼妓/となすに便なりとて身價(ミノシロ)を得る亦/多し故に新瀉邉狹邪(イロザト)の婦女ハ眞情/を以て客に遇する者少(マレ)なり爰に■/濱のだいといへる妓曾て千金を擲/つの豪客(ダイジン)を厭ひ丁稚(デツチ)アガリの一青/年に戀着し二人新瀉を走り混華に/至りしに覊旅(タビ)のそら盤纏(ロ■ウ)つき盡て/詮方なく死を決し■天満橋より入水せんとせしが人に止められ再ひ/媚(コビ)を■(■■)くの妓となり人車牽(ジンリキヒキ)となり/たる彼の丁稚を■遇せしとぞ老妓の青年(ワカモノ)男子に■戀なす是亦淡中の/濃にて概視(ヒトツユミル)すべからさる者也又同/県下の商小田屋伝次郎ハ身代恰も/四五千金の融通なる者にて妻子あ/る身なり加賀屋でんが■へ娼妓既/に解放(カイハウ)なりし者と馴染(ナシミ)し世のキヅ/ナにほだされ比翼の語らひ意の如/くならさるを恨みさバかりの家産/を擲ち手を携へて遁逃せり至痴の/愚人にして妻子を顧みさるハ苅か/やが道心の故にもあらす院本中希/に如斯きの脚足(シツシ)を見る開化の今日/に容れられさる痴漢ならすや