%T 遠山家記録残闕 十四 静定公履歴 %C [1786-1799] %C 請求記号/Call No.:甲2-1554 %C コレクション2:遠山家記録残闕 %T 御前落居記録 %C 日本 %C 解題/Description:室町幕府第六代将軍足利義教のもとで行われた政務上の案件処理手続である「御前沙汰」の記録史料。「御前沙汰」においては、通常二人一組で案件を担当する奉行人から、1案件処理の原案を将軍に上程して裁可を仰ぎ、2将軍の裁可を得たものについては「奉行人奉書」と呼ばれる文書を作成して関係者に執達する。1の手続を記録したものが『御前落居記録』(以下「記録」)、2の文書の発給手控えとして残されたものが『御前落居奉書』(以下「奉書」)である。現代に伝存するのはいずれも永享2年(1430)から同4年(1432)のもので、法制史資料室所蔵の「記録」は義教自身が花押(サイン)を据えて裁可を与えた原本、「奉書」は遅くとも文明年間(1469-1487)までに筆写された写本と考えられている。「記録」には72件、「奉書」には118件が記録されている。両者の内容は必ずしも相対応するものではなく、いずれにせよこの時期の「御前沙汰」の全貌が記録されているわけではないが、中期室町幕府の「裁判」を研究する上での最重要の史料である。桑山浩然校訂『室町幕府引付史料集成 上巻』(近藤出版社1980)に翻刻収録されている。 %C 請求記号/Call No.:甲:2:523 %C 資料区分/Document Categoly:古文書;Historical Documents %C 備考/Comments:印記: 「宮崎蔵書」「運甓斎蔵書記」; 備考: 甲:2:524同帙入 %T 御前落居奉書 %C 日本 %C 解題/Description:室町幕府第六代将軍足利義教のもとで行われた政務上の案件処理手続である「御前沙汰」の記録史料。「御前沙汰」においては、通常二人一組で案件を担当する奉行人から、1案件処理の原案を将軍に上程して裁可を仰ぎ、2将軍の裁可を得たものについては「奉行人奉書」と呼ばれる文書を作成して関係者に執達する。1の手続を記録したものが『御前落居記録』(以下「記録」)、2の文書の発給手控えとして残されたものが『御前落居奉書』(以下「奉書」)である。現代に伝存するのはいずれも永享2年(1430)から同4年(1432)のもので、法制史資料室所蔵の「記録」は義教自身が花押(サイン)を据えて裁可を与えた原本、「奉書」は遅くとも文明年間(1469-1487)までに筆写された写本と考えられている。「記録」には72件、「奉書」には118件が記録されている。両者の内容は必ずしも相対応するものではなく、いずれにせよこの時期の「御前沙汰」の全貌が記録されているわけではないが、中期室町幕府の「裁判」を研究する上での最重要の史料である。桑山浩然校訂『室町幕府引付史料集成 上巻』(近藤出版社1980)に翻刻収録されている。 %C 請求記号/Call No.:甲:2:524 %C 資料区分/Document Categoly:古文書;Historical Documents %C 備考/Comments:印記: 「宮崎蔵書」「運甓斎蔵書記」; 備考: 天文6年(1537)写。甲:2:523同帙入 %T 周防國與田保文書 %C 日本 %C 解題/Description:中世東大寺領をめぐる相論(訴訟)の関係文書を継ぎ紙に書写し、案文(控え)として成巻したもので、別に掲げる「美濃国茜部庄古文書」と併せ都合二巻が一函に収められている。法学部法制史講座の初代教授を務めた宮崎道三郎の旧蔵書で、各巻の端裏下部には「宮崎蔵書」朱印が捺されている。『御前落居記録』『御前落居奉書』などとともに、関東大震災で壊滅的な被害を蒙った法制史関係蔵書の再建のために寄贈された史料典籍群の一部である。周防国玖珂郡與田保(現在の山口県柳井市付近)は周防国衙領だが、鎌倉時代の周防国は東大寺造営料国とされたため、與田保は東大寺領として扱われた。本資料は、與田保公文職に関する建保5年(1217)から正安3年(1301)に至る17点の文書案文を書き継いだもので、鎌倉後期の相論に際して関係文書を写し整えたものと考えられる。本資料の原拠文書の所在は知られないが、かつて東大寺に伝存したものであろう。 なお、法制史資料室には、これら二巻の他にも、東大寺に由来する文書若干を蔵する。東大寺伝来文書には明治になって諸事情から寺外に流出したものが少なくなく、これらはその例に数えられる。 %C 請求記号/Call No.:甲2-1176 %C 資料区分/Document Categoly:古文書;Historical Documents %C 公開方法/Media Type:オンライン;Online %C 印記/Seal:「宮崎蔵書」 %C 備考/Coments:東大寺三面僧坊料 周防國與田保公文職争論 鎌倉將軍家裁決 %T 美濃國茜部庄文書 %C 日本 %C 解題/Description:中世東大寺領をめぐる相論(訴訟)の関係文書を継ぎ紙に書写し、案文(控え)として成巻したもので、別に掲げる「周防国與田保古文書」と併せ都合二巻が一函に収められている。法学部法制史講座の初代教授を務めた宮崎道三郎の旧蔵書で、各巻の端裏下部には「宮崎蔵書」朱印が捺されている。『御前落居記録』『御前落居奉書』などとともに、関東大震災で壊滅的な被害を蒙った法制史関係蔵書の再建のために寄贈された史料典籍群の一部である。美濃国厚見郡茜部庄(現在の岐阜市付近)は、9世紀に成立した東大寺領荘園。鎌倉後期の地頭長井氏との相論で知られるが、本資料は平安後期、長久元年(1040)から永久4年(1116)に至る、公事(年貢以外に課される様々な負担)の免除に関する先例を示す16点の文書を写し継いだものである。ここに収められたものと同内容の案文が正倉院現蔵「東南院文書」及び内閣文庫現蔵「美濃国古文書」中に散在しており、本資料は、かつて東大寺に伝存したそれらの案文(ないしはその原拠文書)に拠って作成されたものであろう。 なお、法制史資料室には、これら二巻の他にも、東大寺に由来する文書若干を蔵する。東大寺伝来文書には明治になって諸事情から寺外に流出したものが少なくなく、これらはその例に数えられる。 %C 請求記号/Call No.:甲2-1185 %C 資料区分/Document Categoly:古文書;Historical Documents %C 公開方法/Media Type:オンライン;Online %C 印記/Seal:「宮崎蔵書」 %C 備考/Coments:太政官符宣 下美濃國 治暦2年 %C 日付2/Date 2:長久元年-永久4年 %C 西暦2/A.D.2:1040-1116