平賀譲(第13代東京帝国大学総長)

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平賀譲(ひらが ゆずる,1878-1943)は海軍造船官であり、また東京帝国大学工学部教授、第13代東京帝国大学総長(在任期間:1938.12.20~1943.2.17)でもあります。
平賀譲が遺した膨大な艦艇計画・建造関連の技術資料は、工学系研究科環境海洋工学専攻, 同新領域創成科学研究科人間環境学専攻, 呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の協力により、2008(平成20)年から「平賀譲デジタルアーカイブ」としてインターネット上で公開されてきました。
現在、原資料は東京大学柏図書館と呉市海事歴史科学館に所蔵されています。
前述のとおり平賀譲は東京帝国大学工学部教授、そして東京帝国大学総長の任にあったことから、総長としての資料も多く含まれており、また文書館や工学部が所蔵する資料にも平賀譲が登場します。

また「平賀譲デジタルアーカイブ」公開年の2008(平成20)年には、駒場博物館で「平賀譲とその時代展 一高生から東大総長へ」が開催されました。
2017(平成29)年には平賀譲文書が日本船舶海洋工学会の「第1回ふね遺産」に認定されました。

〔参考情報〕