本朝世紀

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『本朝世紀』は、六国史(『日本書紀』~『日本三代実録』)が途絶した以降の年代を補うものとして、藤原通憲により編纂された歴史書。 完成に至らなかったが、平安時代中後期の動向を押さえる基本的な史料。一高文庫本(47冊+目録1冊)は、江戸時代中期書写にかかるもので、『新訂増補 国史大系』(吉川弘文館、1933年)翻刻の底本鎌倉時代書写の伏見宮家本22巻(宮内庁書陵部蔵)の欠脱を補うものとして採用された。