郵便報知新聞 第五百二十五号

Type
Book
Description

Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-267

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 1

来歴-所有者(L6-001): 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴(L6-002): 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語(L6-077): ja

内容記述(L6-068): 新潟の獄の牢破りが捕まる (読み下し文_括弧なし:新潟の獄に啓助由蔵と云ふ両個乃悪/漢ありしが共に破牢せんと約束したるうち/由蔵ハ懲役なれバ六十日にて出牢せしが/或夜風雨に乗じ紛れこミ長き棒の/先に鋸と出刃包丁を結付之に便て/塀堀を乗こへ獄に近き格子の内へ件の/品を差入声を潜し我等ハ寺町通真/宗寺の縁の下に忍び居れバ速にいで/来りて尋よと云て去れり然るに此日/啓助か様子怪しと目を付別人を入/替おきたるにぞ早速奸謀発覚て其/夜一個を罪人体ニ仕立彼処に遣レ偽て/由蔵を釣立し忽ち縄をうけたりける悪/物巧ミに計ると雖終に獄吏に計られ/たり/松林伯円記 )

作成(L6-027): 絵師:大蘇芳年/彫師:片田彫長

出版者(L6-074): 本安/新志座

デジタルデータ関連-デジタル化の有無(L6-046): デジタル化済

元記事原文(CUSTOM_00023): ○新潟県に悪漢ありて■頭を誘ひ破牢せんとして捕れたる一案なり是ハ長岡に近き里の生なる由蔵といひし者同し悪漢に啓助といふ者あり由蔵ハ懲役の罪なれハ六十日の日数を過きて■されたりしか獄に在りしとき忍びヽの脱獄(ろうぬけ)の謀をもくろみ由蔵刑塲を出し後去月二十四日の夜十■{ひに }の頃風雨はげしきにまきれ鋸出刃包丁を用意し■れを長棒の先に結ひ付け塀を乗り越へ獄の近き格子(かうし)のうちへ件の棒さし入れ声を潜(ひそ)めし■れて約せしとあれハ用意の品をもて來つるなり我等ハ寺町通眞宗寺の本堂の椽の下に待ち居るへし速に出て來れといひ終りて忍ひ出ぬしかるに守獄お吏過る日より啓助の■動不審(いぶかし)かりけれハその置く所を引替て余の罪人を入れ置たりしの■くと聞へけれハ謀計をもて■人を罪人の如くし■し眞宗寺の椽下に至り作り声して約の如く獄を脱し來りねたこそ待遠のて有つらんとし■諸共に立去るへしといひけれハ賊ハ実(まこと)と心得て奥の方より出來るを手とり足とり搦(から)めたり悪漢の巧計甚悪むへしといへとも守獄の吏心附たりき

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