Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-248

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 1

来歴-所有者（L6-001）: 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴（L6-002）: 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語（L6-077）: ja

内容記述（L6-068）: 北大組第四区瀧
川町に。名ハ古川の
お亀とて。まずしく
くらす寡婦（やもめ）あり
男女二人りの子（こ）を抱（かか）へ
あんまを業（わざ）に日（ひ）を送（すさ）り。
細（ほそ）き煙（けむ）りも立兼（たてかね）る。折（おり）しも
病気（やまい）にとりあハせ。何をあだてに日を越（こ）さんと。男子（おのこ）を
他家（よそ）へ奉公（ほうこう）させ。娘お福ハやふやふと。十二歳にて是迄（ここまで）に
奉公させた事もなく。とハいへ食（しよく）するものなきゆへ。或（あ）る
人のすすめニまかせ。何某方（なニがしかた）へ病人（びやうにん）の介抱人（かいほうにん）に遣（つか）ハせしに
歳（とし）ハ十二といいながら。すすぎせんだく飯焚（ままた）きも。長婦（おとな）まさりの
はたらきと。雇（やとふ）主人（あるじ）の悦　（よろ［ママ］）びも。日頃（ひごろ）お亀のそばに居（い）て
親のかせぎを見習（ミなら）ひて。世帯巧者（せたいりこう）になりしとハ。貧（まづ）しき中（なか）の幸（さいハ）ひか
其（その）実直（きんちよく）をあハれミて。区戸長さまより白米を。恵（めぐ）まれしこそ
ありがたき
他（た）の娘子（むすめご）も遊（あそ）びをやめ
お福にならひて両親（ふたおや）の
言葉（いいつけ）をそむく
ことなかれ
略誌画図
芳瀧

デジタルデータ関連-デジタル化の有無（L6-046）: デジタル化済