(人力)田植機「農研号」TM1-3型

タウエキ「ノウケンゴウ」

Taueki「Nokengo」

別資料名
たうえき「のうけんごう」
種別
博物資料
刊行年、書写年等
1966(昭和41)年購入
内容記述

掲載ページ:農学部・農場コレクション

分類①:育成・管理

分類②:移植機類

分類③:田植機

製作地等:長野県塩尻(しおじり)市

製作者等:カンリウ工業株式会社

解説:1955(昭和30)年頃に長野県農業試験場飯山雪害試験地の松田順次技師によって考案され、財団法人電力中央研究所農電研究所(現 環境科学研究所の一部)の関口正夫によって確立された、電熱室内育苗器(いくびょうき)による2~2.5葉の稚苗育苗(ちびょういくびょう)と、稚苗移植が従来の5~6葉の成苗移植(せいびょういしょく)と同等以上の収量確保の実証が、土付稚苗用田植機の開発に大きく貢献し、今日の田植機の根本的な技術となった。この人力歩行型1条田植機(1じょうたうえき)は、ポリシートを用いて帯状苗(おびじょうなえ)(短冊苗)(たんざくなえ)を作るための道具であるスピード折込器(おりこみき)TC-1型と電熱室内育苗器の3点セットで成り立っている。作業能率は2.5~3h/10aで人手の約7~8倍、植付方式は帯状苗切断植付爪式である。1969(昭和44)年には、全国に4万台以上普及した当時の一大ヒット商品であった。

焼印・備品票等:農場備品

参考文献等:カタログ・日本農業機械化協会等

コレクション名

  • 農場博物館コレクション

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