Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-171

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 1

来歴-所有者（L6-001）: 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴（L6-002）: 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語（L6-077）: ja

内容記述（L6-068）: 丁稚と通じ、病気の夫を毒殺(読み下し文_括弧なし:深川西六間堀餅屋渡世/菖蒲与吉と云ふ者久しく病ひの床に/ありしが其妻いとハ本年二十五才糸と云ふ名に背かず/して染り安かる水性にて夫の甘も鼻に附きいつしか/小僮鹽田兼吉と人目忍びて寐の子餅契る数さへ重ね着る/夜るの衣の度重り若しも本夫の全快なさバ二人りが中の自在餅/此快楽ハ遂げられまじ唯さへ枯るべき菖蒲与吉毒害なさんと胆太くも/二人りハ法をかきつばた薬土瓶へ配剤の毒ありそとハ此病者あやめもしらで/飲むや否鼻耳口眼より血を吐て忽ち没命為しけるを内に喜こび/表に患ひ形の如く野送りし誰れ憚りの関守も泣真似/なせしが発覚し遂に警視の支庁へ呼ばれ/厳しく糾問あり/たるにありし次第/を白状せしかバ本月/九日東京裁判所へ/送致せらる/山々亭有人誌 )

作成（L6-027）: 絵師:恵斎芳幾,彫師:渡辺彫栄

出版者（L6-074）: 人形町具足屋

デジタルデータ関連-デジタル化の有無（L6-046）: デジタル化済

元記事原文（CUSTOM_00023）: 深川西六間堀餅屋渡世菖蒲与吉と云う者久しく病いの/床にありしが其妻いとハ本年二十五才糸と云う名に背かず/して染り安かる水性にて夫(おっと)の甘(あまみ)も鼻に附きいつしか小僮(こもの)/塩田兼吉と人目忍びて寝の子餅契る数さえ重ね着る夜る/の衣(ころも)の度(たび)重り若しも本夫(おつと)の全快なさバ二人りが中の自在/餅是快楽ハ遂げられまじ唯さえ枯るべき菖蒲与吉毒害な/さんと肝太くも二人りハ法をかきつばた薬土瓶へ配剤の/毒ありぞとハ此病者あやめもしらで飲むや否鼻耳口眼よ/り血を吐て忽ち没命為しけるを内に喜こび表に患い形の/ごとく野送りし誰憚りの関守も泣(なく)真似なせしが発覚し/遂に警視の支庁へ呼バれ厳しく糾問ありたるにありし次/第を白状せしかバ本月九日東京裁判所へ送致せらる