郵便報知新聞 第八百九十一号

種別
新聞
刊行年、書写年等
1875
内容記述

Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-264

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 1

来歴-所有者(L6-001): 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴(L6-002): 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語(L6-077): ja

内容記述(L6-068): 神(かな)奈川(がハ)県下(けんか)武州(ぶしう)橘樹郡(きつじゆごほり) 菅生村(すがふむら)の農(のう)
太田(おおた)八右エ門が実子(じつし)房(ふさ)次郎ハ徴兵(ちやうへい)の
令(れい)に応(おう)じ欣然(きんぜん)として勇(いさ)ミ喜(よろこ)びしかバ
父(ちち)ハ大に感(かん)じ別(わか)れるに臨(のぞ)ミ自(ミづ)から其(その)
小指(こゆび)を切(き)りて房次郎に与(あた)へ之(これ)を以(もつ)
て汝(なんぢ)に鼻向(はなむけ)すれバ汝(なんぢ)今より国(くに)の
為(ため)に死(し)を決(けつ)し再(ふたた)び家(いへ)を顧(かへりミ)る勿(なか)れ
と云(いい)たるに房(ふさ)次郎もやがて同じく
小指(こゆひ)を切(きり)父(ちち)に捧(ささげ)て謹(つつしん)で御教訓(ごきやうくん)を
守(まも)り死(し)を決(けつ)して家(いへ)を出(いづ)れバ幸(さいわひ)ニ
心(こころ)を労(らう)じたまふべからず聊(いささ)か之(これ)を留(とどめ)
て片身(かたミ)といたすなりとて威風(ゐふう)凛々(りんりん)
四方(あたり)を払(はらつ)て出行(いでゆき)しハ目(め)ざましかりし
ありさまなり
三叉老漁記
芸妓(げいしや)の梅吉(うめきち)其色(そのいろ)と香(か)に溺(おぼ)れたる中島(なかじま)精(せい)
美(び)が学(まな)びの道(ミち)も何(いつ)しか疎(うと)く且夕(あさゆふ)に色(いろ)と酒(さけ)と
に心を奪(うば)ハれ漫々地(う かう か)おくる日と月に双親(ふたおや)の嘆(なげ)き
大方(おほかた)ならずと聴(きき)て愕然(おどろく)梅吉ハ好男子(お と こ)にむかひ
君(きミ)青年(としはか)にましますに英仏独魯(ゑいふつとくろ)の学問(がくもん)に
心を留(とど)めたまひなバ世(よ)にも稀(まれ)なる博士(はかせ)と云(いハ)れたまふ
異質(うまれ)なるに賎妾(わらハ)が如き者(もの)に心を惑(まどハ)したまへるか
最情(いとなさけ)なしと怨(えん)ぜしに男ハ彼(かれ)が赤心(まこころ)に感服(かんふく)し
心を革(あらた)め学(まなび)の道(ミち)に進(すす)ミしかバ梅吉ハ云(い)ふかひ
ありと喜(よろこ)びて己(おのれ)が細(ほそ)き絲(いと)竹(たけ)の生活(なりわひ)以(も)て
燈火(ともし)の価(あたへ)を資(たすけ)しかバ男ハ 益(ますます) 感激(かんげき)し浮(うき)
たる心替換(ひきかへ)て読書(がくもん)をのミ勉励(はげミ)しとぞ
此(こ)は明治七年夏(なつ)とかききぬ
松林伯円記
伎倆(きりやう)に出(い)でたる昔語(むかしがた)りに伝(つた)ふ
を聞(き)く而己(のミ)爰(ここ)に渡島(をしま)の福山(ふくやま)
なる杉原(すぎはら)美農(ミの)と云(い)へるハ挿花(さしばな)を
以(も)て娯楽(たのしミ)とせり西京池(せいきやういけ)の坊(ばう)四
十二世専正坊(せんしやうばう)の門(もん)にあそびて
功手(こうしゆ)に妙(めう)を得(え)たりとぞ去ル弥生(やよひ)
深川(ふかかハ)の唄妓(うたひめ)小三ハ井上(のうえ)文雄翁(ふミをうし)の弟子(をしえご)にて
歌(うた)も達吟(たつぎん)手迹(しゆせき)も美事(ミごと)なりけれバ大に時(とき)に
誉(ほまれ)ありし其妹(いもと)のおいろも姉(あね)に続(つづき)て此(この)二芸(げい)
を能(よ)くする上に心(こころ)ざまやさしく正(ただ)しけれバすゑ
掛(かけ)て頼(たの)む男の外(ほか)更(さら)に移(うつ)せる香(か)をだにせ
ざりしを或(あ)る時(とき)去(さ)る大家(たいけ)の隠居(いんきよ)の骸(からだ)も
歌(うた)も腰折(こしをれ)なるが人目(ひとめ)を忍(しの)びて一葉(えふ)の短冊(たんざく)
をいろが袂(たもと)に入(い)けれバ何(なに)やらんと見てけるに
 ますらをが命(いのち)にかけて思(おも)ふかな
 君(きミ)がひとよの露(つゆ)のなさけに
とありしかバいろハ呆(あき)れ果(はて)たりしが年寄(としより)
に赤愧(あかはぢ)かかせんもさすがに思(おも)ひその端(はし)に
一枝(いつしの)梨花(りくわ)壓 二 海 棠(かいだうをあつす) 一 余所(よそ)の見る目(め)も
いかならんと認(したた)めて戻(もど)せしとそ
松林伯円記

成立年代-元号(L6-021): 明治

成立年代-年(L6-022): 8

成立年代-月(L6-023): 4

デジタルデータ関連-デジタル化の有無(L6-046): デジタル化済

コレクション名

  • 小野秀雄コレクション

    東京大学新聞研究所初代所長で日本の新聞研究を牽引した小野秀雄(1863-1913)が収集したかわら版、錦絵、新聞錦絵のコレクション。地震や火事などの災害報道を中心に収集されている。
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