Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-152

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 2

来歴-所有者（L6-001）: 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴（L6-002）: 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語（L6-077）: ja

内容記述（L6-068）: 炭団売りの老婆、自分を馬鹿にした芸者を叱る。(読み下し文_括弧なし:西京四条高倉辺に住る老嫗あり。身には襤褸を纏ひ/つつ。垢面は売品の炭団に似たる故をもて。炭団婆々と/称なしたり。自ら一荷炭団を擔ひ。日々洛中/を呼歩行その郷音と/形像の。嘆辞おかしやと/失笑す。祇園の歌妓/が擒交襟へ。阿嬢ハ何が/可笑きや。吾が斯く真黒に/成て呼ありくに。阿嬢が真白に粧たてゝ/歌ふも舞も倶に皆。同じ渡世業ぞかし。/阿嬢ハ吾を笑へども吾ハ又其方衆が鄙/き渡世を笑ふなき。吾も二人の女子ありて/容貌も此婆々にハ似ず。/年紀も又阿嬢/等に似たるが。/鄙賎き業を/為たくなさ。堅/い商家へ奉公/させ。昼夜稼ぐ炭団/の銭僅な羨余/の該中を衣服/の些料にと送のも賎い心を起せぬ為なり。斯ふ/言バとて阿嬢等が無礼なる/とを咎むるならず。余りに道理を/取違へ耻を知らぬが痛ハしさ。/鄙き心を正くし良家の細君とも/させたい/ゆへと云捨て。/傍に下せし/荷を抬げ/炭団炭団と呼/ながら三条の方/へ去にけり/転々堂主人編 )

作成（L6-027）: 絵師:一惠斎芳幾,彫師:片田彫長

出版者（L6-074）: 人形町具足屋

デジタルデータ関連-デジタル化の有無（L6-046）: デジタル化済

元記事原文（CUSTOM_00023）: 要確認