Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-147

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 1

来歴-所有者（L6-001）: 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴（L6-002）: 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語（L6-077）: ja

内容記述（L6-068）: 茨城県でつる吉ら三人がどんちゃん騒ぎ(読み下し文_括弧なし:一生の。かため破れて/下駄かたかた。足駄かたかた/打むれて。■[男の字を女で囲む字、嬲の逆]打たんと。下駄や/の寝ごと。絹商長吉を板ばさみ。疾妬のやミの夜のつる吉。後家の/於栄と詰めびらき。うらと表の/扉にハ。朋輩娼妓かた唾をのミ割て/入たる宿屋の扱ひ。事ハ新聞誌ニ見えたり{台詞(上段より)}「宮吉が/あさしづ申す/までハ/しづまり/たまへ/なんぞ/といふ/「ひとうち/うつてから/うけやうはうが/つよくつて/よからう/「あねさん/ないて/おやりよ/「下駄屋の下女子僧暴動に/「苦界の/なかでも/かためた/おとこ/■[男の字を女で囲む字、嬲の逆]かたらで/おくべきか/「何事も旅宿へ/おまかせわるくハ/しないから/「なんだ/うわなりた/かわがりが/きいてあきれる/去年の/げた代/よこせよこせ/「なんぼ/長者/さんでも/いつしやう/かうやく/のはり/かへハ/いやだ/らふよ/「長者ハ/へいこうくハばらくハばらと/もくねんなり/ )

作成（L6-027）: 絵師:一惠斎芳幾,

出版者（L6-074）: 人形町具足屋

成立年代-元号（L6-021）: 明治

成立年代-年（L6-022）: 7

成立年代-月（L6-023）: 7

デジタルデータ関連-デジタル化の有無（L6-046）: デジタル化済

元記事原文（CUSTOM_00023）: ○ことし二月の初なりし茨城県管下常陸国久慈の/郡神岡の驛なる旅泊才丸松太郎方に宿とりて此の/あたり絹呉服物賣り買ふ土浦の商人長吉といふ者/此所の娼妓鶴吉に馴れ通ひけり又此驛に下駄屋の/孀婦ゑいといふ女あり年若きにハあらざれとも風/を待つてこほれんとする秋の柳の趣ありいつしか/長吉と通じ後遂にとヽめていなさぬいなさぬの中/とハなりけり娼妓鶴吉ハ長吉が絶えたるより心い/らち彼方此方打ち尋ねけりある夜長吉ゑいが許に/在るをさとりうハなりうたんと娼妓宮吉ハ表口よ/り鶴吉自からハ裏口より共に朋輩娼妓大勢下駄屋/にうち入り彼の二人が鴛鴦の衾を驚ろかしいかに/お榮どの嬉しからん長吉殿樂のしからん川竹の名/ハ後つゐに斯く口惜からんとハ兼て覺悟せしされ/どまのあたり末かうと約せし男をねとられ其の上/黒■が素人に乗り替えられしと人に噂立られなん/意のいか計ぞやさりながら今かく申とてりふじむ/にうハなりハ打つまじお榮どのハわれらが羣れに/入りてけふよりハ流れの末に長吉どのと樂しみ玉/へ長吉殿ハ妾にはちみせ朋輩を騒がせしばきん(罰金)を/出して謝せられよさらすバうハなりうたんとて娼/妓皆々居しかりひしめきあへり おほやけの沙汰/にハ及バざれと此の捫擇二月より五月にわたりて/其末いまだ全からず長吉ハ才丸が宿にとゞめられ/居るとぞ○鶴か打入りたる時男子一人をもかたら/ハすもはら娼妓のみなりしとぞ/(翻刻者注:以下インデント一文字)記者曰ク娼妓ハ今日父兄ノ爲ニ止ムベカラザルノ業ニ忍ブノミ豈ニ終身ニ差ツル者ナランヤ鶴/之レ吉ニ於ケル想フニ其約終身ニ在ツテ今日ヲ/必ラストセザル者カ是レ不覊ノ世ニ居ツテ而シ/テ自ラ今日ニ覊絆ヲ甘ンズルハ盖シ長吉氏ノ爲/ニシテ衒買女色ノ窩主ノ爲ニスルニ非ザルベ/シ彼ノ於榮氏ヲ仇視シ吾ガ〓[一かんむり+艮]人ヲ懲誡スルヤ豈/ニ偕老ノ勁操ト謂ハザルコトヲ得ン乎社因テ之/ヲ誌ス士君子ハ請フ耳ヲ掩ヘ世ノ風流才子聊カ/此ニ省アラバ幸甚