明治八年大阪錦画新聞 第七号

種別
図書
内容記述

Level: アイテム

identifier: O-COL-SN-241

Type: 錦絵

Subject: 新聞錦絵

number of pages: 2

来歴-所有者(L6-001): 東京大学大学院情報学環図書室/附属社会情報研究資料センター

来歴-現物資料の来歴(L6-002): 1970年代後半小野秀雄邸より旧新聞研究所に移管。1980年代から2000年代にかけて情報学環本館7F展示室に保存されていたものを、2007年以降図書室/社会情報研究資料センター貴重資料保存スペースに移管。

言語(L6-077): ja

内容記述(L6-068): 武蔵の国高麗(こま)郡大河原村
大工和吉の女房ハ諸事
邪見なる気性(きしつ)にして
隣所(きんじよ)の人ハ名をよばず。アリヤ
鬼婆々(おにばば)と評判(ひやうばん)を。鳥(とり)けものにも
おとりしか。未でハ売らんたくミにて。他人(ひと)の子(こ)貰(もら)へど食物(くひもの)も
ひづめて責る気強さに。居付くものさへない中に。漸(やうや)く明て
十三に。なる小娘ハ両親(ふたをや)も。家もなけねハ去(い)ぬ所(とこ)の。泣(な)きくらし
つつ辛抱も。空腹(ひだる)いことのたへかねて。買物(つかひ)に行(い)た其銭を。二百文
だけ買食(かいぐひ)も。子供心の不算用(あさはか)を。女房はそれとさとりしゆへ。
買物先で問合(たづぬれ)バ。全く二百たらぬゆへ。怒たてて散々(さんざん)に
。打擲(ちやうちやく)したる其上に。火箸を焼て顔へあて。裾をまくりて
尻へあて。声を出せバ猶責る。娘は命も危ふかりしが忽ち
あらハれ警視所(でバりしよ)へ。和吉夫婦ハ引かれしとぞ。

デジタルデータ関連-デジタル化の有無(L6-046): デジタル化済

コレクション名

  • Digital Cultural Heritage

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