Series Title：SCHOLA ITALICA PICTURAE

シリーズタイトル [Series Title]：イタリア画家集

Part Number／シリーズ内番号：2

Inscription 1：Excellentis.mo Nobilis.mo q; Viro D.D. Ludovico Antonio de GondrinMarchioni d'Antin, Regiorum Exercituum Legato Generali, superioris ac inferioris Alsatiae Praefecto, Aureliae et Provinciae, Aurelianensis Proregi, Arcis et Vrbis Ambasiae Praeposito,Serenissimi Delphini è Proceribus, Supremo Regiorum Aedificiorum Moderatori.

版画銘文・版刻文1 [Inscription 1]：ダンタン公にして,フランス国王軍総司令官,上下アルザス,オルレアンとプロヴァンスの長官であり,オルレアンの王代行,アンボワーズの都市と要塞の指揮官にして,フランス王太子殿下,建築総監であられる,いとも気高く,同時に徳深く学識高い,ルイ・アントワン・ドゥ・ゴンドゥラン1閣下ヘ献呈いたします。

版画銘文・版刻文1の訳注：Louis Antoine de Paradaillan de Gondrin ルイ・アントワン・ドゥ・パルデラン・ドゥ・ゴンドゥラン(1665年-1736年)は,モンテスパン侯爵夫人の息子であり,1711年にダンタン侯爵から公爵となった。フランス同輩衆,エペルノンとブルガルドゥ公国領主でもある。巧みな追従により,ルイ14世の寵を受けた。Nicolas Dorigny ニコラ・ドリニー(1658年-1746年)は,パリの画家であり,画家であり版画家であったMichel Dorigny ミシェル・ドリニーの息子である。ニコラは,兄のルイに呼ばれ1687年にローマへ行き,古代彫像の再現シリーズを1704年に発行した。ローマからロンドンへ行き,英国王室の下で働いた。1711年-1719年の間にラファエッロの「使徒行伝」の素描を版画にし,それにより1720年にジョージ1世から騎士に任ぜられた。その後彼は目の病を患い,フランスに戻り,1725年には王立アカデミーのメンバーになった。主にイタリアの巨匠達の作品を題材に140点以上もの版画を彫った。

Signature：Daniel Ricciarelli Volterranus pinx. Romae in Aedibus SS.ma Trin. in monte Pincio. Eq. Nicolaus Dorigny del et Sculp. Romae cum prin. S. Pont. et Reg. Chr. 1720.Humillime D.D.D.obsequentissimus et addicitissimus servus Nicolaus Dorigny Eq.

銘記・署名 [Signature]：ヴォルテッラのダニエーレ・リッチャレッリ[ダニエーレ・ダ・ヴォルテッラ]がローマのピンチョの丘のサンティッシマ・トリニタ教会に描いた。騎士ニコラ・ドリニー2がローマにて教皇庁とキリスト教会の庇護の下で版刻,1720年。忠実にして従順なる従僕騎士ニコラ・ドリニーが恭しく献呈いたします。

Volume／巻番号：23

Plate／葉番号：2

Kamei Collection Number／亀井文庫番号：1013

Firmin-Didot Number／Firmin-Didotレゾネ番号：1013

Negative Film Number／ネガ記載番号：23002

Image Number／画像シリアル番号：1229

Image Size／画像実寸：729X486

Plate Size／プレート実寸：785X506

図版に関する補足：折り込み有り

Calcografia volume number／Calcografia巻番号：VENTITREESIMO

Calcografia Number／Calcografiaレゾネ番号：1013

subject：pittura

Calco_tav_no：tav. 2