Series Title：DELLA MAGNIFICENZA ED ARCHITETTURA DE' ROMANI

シリーズタイトル [Series Title]：ローマの壮麗と建築

Inscription 1：In villa Albana extra Portam Salariam.In cavo æ dium FarnesianarumIn Monasterio PP. Benedictinorum ad Divi Pauli extra muros.Extra Portam Capenam ad V. Lapidem, Via AppiaIn Villa Ludovisia Transtiberim prope pontem Senatorium in cavo aedium Io Baptistæ Paribeni.In Foro Boario apud Minellium Lapicidam.

版画銘文・版刻文1 [Inscription 1]：サラリア門外のアルバーニ荘1〔現トルロニア荘〕にて。ファルネーゼ宮2の中庭にて。サン・パオロ・フオリ・レ・ムーラ聖堂3のベネディクト会修道院にて。アッピウス街道[アッピア街道]、カペナ門外5マイル地点にて。ルドヴィシ荘4にて。トランスティベリム[トラステヴェレ]の元老院橋〔ロット橋〕《アエミリウス橋》付近,ジョヴァンニ・バッティスタ・パリベーニ邸の中庭にて。フォルム・ボアリウムの,石工ミネッリオの家にて。

版画銘文・版刻文1の訳注：考古学者ヴィンヶルマンと親しい友人であったアレッサンドロ・アルバーニ枢機卿は,1743年から1763年にかけてこのすばらしい館を古代美術のコレクションを展示する場として建てた。カルロ・マルキオンニの代表作である。1866年に館とコレクションは,アレッサンドロ・トルロニアの手に渡った。2つの噴水で美しく飾られている同名の広場に正面が面している。そのファサードの一番上には,ファルネーゼ家の象徴である百合で飾られた見事なコーニスがある。現在はフランス大使館が置かれているこの建物は,1517年にアントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジョーヴァネが枢機卿アレッサンドロ・ファルネーゼのために着工した。彼は正面部分を作り,その後ミケランジェロ(コーニスとファサードのバルコニー部分)とジャコモ.デッラ.ポルタが引き継ぎ,テヴェレ川に向いた外観を作った。コンスタンティヌス帝の時代に使徒パウロの遺骸が葬られていた場所の上に建立,324年に聖別された。1823年7月15,16日の火災で灰燼に帰した後,昔の設計図,寸法通りに再建され,1854年に奉献された。 ルドヴィシ(後のボンコンパーニ・ルドヴィシ)家は,グレゴリウス13世(在1572年-1585年)とグレゴリウス15世(在1621年-1623年)という2人の教皇を輩出した家柄である。このヴィッラは,グレゴリウス15世の甥,ルドヴィシ枢機卿がドメニキーノDomenichino(1581年-1641年)の構想によって建てた豪奢な建築である。

Volume／巻番号：7

Plate／葉番号：21

Kamei Collection Number／亀井文庫番号：305

Firmin-Didot Number／Firmin-Didotレゾネ番号：305

Negative Film Number／ネガ記載番号：7023

Image Number／画像シリアル番号：343

Image Size／画像実寸：408X614

Plate Size／プレート実寸：410X618

Calcografia volume number／Calcografia巻番号：SETTIMO

Calcografia Number／Calcografiaレゾネ番号：305

J.W.Ely Number／J.W.Elyレゾネ番号：778

J.W.Ely's Title：Brackets, friezes and various ornamental fragments.

J.W.Ely's description：S. Paolo fuori le Mura, Villa Albani, Villa Ludovisi, etc. Fold-out plate.Signature, lower right.

Taschen Number／Taschenレゾネ番号：455

subject：archeological objects

Calco_tav_no：tav. 17.b

subcategoria：architectural fragments, capitals, columns, cornices, masks

comment：Io Baptistae Paribeni=ジョヴァンニ・バッティスタ・パリベーニ?apud Minellium Lapicidam「石工ミネッリウスの家にて」未確認(イタリア人なら「ミネッリョ」か?)